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2005年 11月 30日 ( 1 )

DAYTIME HUSTLER

日本青年館で公演中の雪組『DAYTIME HUSTLER』 ~愛を売る男~を見てきました。
ちょうど水曜日で劇団の公休日(基本的にはお休みの日、特別公演は別)だったので、
東京宝塚劇場で公演中の月組の生徒さんも4人くらい来てました。
梅田芸術劇場に行った時も生徒さんが来てたし……特別公演は水曜日観るに限る?

さてさて、こちらの公演、雪組2番手のカシちゃん(貴城けいさん)の主演公演です。
ヒロインはいづるん(天勢いづる)で、2番手級が我らが壮さん(壮一帆さん)です♪
感想書くにあたって、分かりやすいように多少あらすじを……

現代アメリカ・西海岸。ゴールド・ビーチと呼ばれる海辺の街。
スラム化した旧市街の高校は移転を迫られ跡地にはカジノ建設が計画されている。
カジノの建築の為に、ホテル王のアドラーや推進派は強引な手を使っていた。
高校教師ローレンス(かしちゃん)は、詩人として詩集を自費出版したばかりである。
ひょんな事から彼と出会ったアドラーの娘シルヴィア(いづるん)は彼の詩集に魅せられ、
カジノを建設しないで行く方法がないのかという考えに傾き始める。
彼は問題児たちの更正プログラムとして、街からドラッグを追放しようという運動
「ゴールド・ビーチ・クリーナーズ」を組織している。彼はカジノ建設を巡る公開討論会で
推進派の理事ややり手の市会議員ヘイワード(壮さん)らと対立、免職処分を受ける。
ヘイワードと彼は高校時代親友だったが、初恋の恋敵でもあった。
また、ヘイワードはシルヴィアの婚約者だった。
出版社に支払いを迫られるローレンスは、生徒の一人ジョニーの紹介で
会員制のクラブ「デイタイム・ハスラー」で働くことになる。
女性が単身で出席しにくい場にエスコートするホスト・サービス業である。
ヴィジュアル系のローレンスはたちまち人気ナンバー1となる。

ローレンスは、顧客のパーティーで、シルヴィアと再会する。二人は接近する。
ローレンスの別の客キャロルはヘイワードの愛人だった。キャロルはヘイワードに
捨てられてしまい自暴自棄になっていた。彼女は自分が過去にとったビデオから
ヘイワードがアドラーから献金を受けている姿を見つけ、それを元にヘイワードをゆする…
ある日、キャロルに呼び出されたローレンスを待っていたのは、
息絶えたキャロルの姿だった・・・。ローレンスは容疑者として一時逮捕されるも、釈放。
そんなローレンスの元にシルヴィアが姿を現す。
彼女はヘイワードの愛が信じられなくなり、同時に自分が本当に愛しているのは
ローレンスだと気付いたのだった。

その頃、ヘイワードは麻薬漬けの生活をマフィアに見つかってしまい、ゆすられ続ける。
シルヴィアもヘイワードが薬漬けなのを知って彼から本気で離れようとするが、
ヘイワードはカッとなって、シルヴィアを連れて行方をくらませてしまう。
シルヴィアの携帯のおかげで二人がどこいいるかを知ったローレンスは単身乗り込む。
ヘイワードと対峙した彼だったが、ヘイワードの弱さや悲しみを見て彼を抱きしめる。
ヘイワードもローレンスと抱き合い、仲良くしていた高校時代の姿と重なる。
しかし、ローレンスの仲間を脅して3人の居場所を知ったマフィアとアドラーがやってくる。
あまりに多くの事を知りすぎたローレンスを殺そうとするマフィアとアドラー。
ヘイワードはそのローレンスを殺す役割を自分にさせてくれと頼む………

ちょっと宝塚の公式HPの解説を編集して、後半は自分で付け加えました。
ローレンスのかしちゃんは………とにかく格好よかったですね~
ハスラーのお仕事として海軍士官の格好をしている場面など……うん、ステキ☆
なんかとってもキャラが役に似合ってましたね。
シルヴィアのいづるんは娘役に転向しての初ヒロインでしたが…(去年の7月まで男役)
歌声は綺麗だったし、わざとらしさもなかったし。いいとこのお嬢さんらしさも出てたし。

と、無難な感想を書いてきましたが………ここからはもっと熱く書きます(笑)
ヘイワードの壮一帆様!!本当に、うまくて、格好よくて………
芝居も歌も今までで1番よかったと思います!(ひいき目なしにも)
キャロルを捨てる場面の事務的な雰囲気、ローレンスとの再会での多少他人行儀な所、
そんな前半もよかったけど、なんていっても後半のキレてしまってからが素晴らしかった!
麻薬をやってる事を見つかってしまい、シルヴィアを殴って失神させるヘイワード。
そのまま彼女を椅子に座らせ、虚ろな悲しげな目で彼女の体にすがって歌うヘイワード。
ヘイワードの心の中の不穏さがとっても感じられました…
そして、そのシルヴィアを連れて逃げるへイワード、この先のヴィジュアルも最高(笑)
まぁ、髪型が若干変わってただけなんだけど……今までは固めてた前髪が乱れ気味…
そのはらりと顔にかかってる感じが大好きなんです、私♪
最後のシーンも……高校時代にローレンスに恋人をとられた話を語るへイワード。
自分から離れていっていくシルヴィアを責め、そんな彼女の姿に苦しむヘイワード。
そしてローレンスに「ずっとマブダチだよ」って言われて抱き締められるヘイワード。
ローレンスの腕の中で安らかな表情をやっと見せるヘイワード。
芝居の中でローレンスとシルヴィアはお互いに愛を欲していたって場面があるんだけど、
それ以上に愛が必要・欲していたのはヘイワードなんじゃないかなって思った。
初恋の女性をとられた事をずっと苦しみ続け、常に優秀であり続けようとして、
上を目指していたヘイワードの行動全てが、彼の「愛されたい」って欲求の表れに感じた。
そんなヘイワードの姿を見ていたら、感情を歌で吐露する姿には涙がこぼれてきた……

さて、クライマックスですが、ヘイワードはローレンスとシルヴィアを撃つのではなく、
マフィアと互いに撃ち合って、ローレンスの腕の中で息をひきとります。
最後に幸せな感情で満ち足りて死んでいけたのだから……
このお話はヘイワードにとっても、ハッピーエンドなものなのかもしれない…

by ff-girl | 2005-11-30 21:20 | Takarazuka