落陽のパレルモ

花組公演「落陽のパレルモ/ASIAN WINDS!」を見てきました♪
2006年の初観劇ですね~。劇場にも「今年もよろしく」と心の中で挨拶。

うんと、お話のあらすじを書くのは結構時間かかるので省略っとな~
気になる方は、宝塚歌劇公式HPか、産経新聞ENAKのEnterから入って写真&あらすじを楽しんでくださいな~

さて、この公演、写真を見ると分かるんだけど、コスチューム物なのですよ~
だから軍服やらドレスがいっぱい出てくるし、貴族のお屋敷は基本的に豪華♪
視覚的にも楽しめる作品となっております。

この公演でトップ娘役のふーちゃん(ふづき美世さん)が退団されます。
すみれちゃん(トップ男役・春野寿美礼さん)とのコンビも見納め。
二人ともコスチューム物が似合ってて、よかったですね~
アンリエッタ(ふーちゃんの役、ヒロイン)の部屋にヴィットリオ(すみれちゃんの役、主人公)が忍んでくるシーンは好き。
あんな登場の仕方は……今の社会ではまずあり得ないですね~
でも、好き&憧れ(笑) 警察に見られたくないシーンではありますが…
ラストは一応どんでん返しって感じですが……
会った事のない父親が、目元を見ただけで自分の愛した人と似てるって思ったって事は、本当に母親似なのね、ヴィットリオは。
政界デビューしたら、やっぱり下層社会を救う為に努力したのかな?

主演コンビもいいのですが…今回のお芝居での私のお気に入りは別にいます!
それは、ヴィットリオ・Fとジュディッタのコンビ、そしてフェリーチタです。

ヴィットリオ・Fというのは、前述のヴィットリオのひ孫にあたります。
で、ジュディッタというユダヤ人と恋仲なの。
でも時は第二次世界大戦中のイタリア、ユダヤ人は人種差別を受けている…
なので、ジュディッタと二人でアメリカへ亡命する資金調達&当主である祖母への挨拶に久しぶりにお屋敷に。
そこで、ヴィットリオとアンリエッタの身分違いの恋とクロスさせて描かれてるんだけど…
ジュディッタの場合は、ヴィットリオ・Fが公爵家の跡取りと知らなくって、
ユダヤ人である自分は彼にふさわしくないと思ってるの。
だから、自らヴィットリオ・Fの元を去っていこうとする。
でも、ヴィットリオ・Fが自分をどんなに愛してくれているかを感じてしまう。
そしてカヴァーレ家の人(祖母)も先祖が身分違いの恋で苦しんだ事を知ってるし、
結局二人の結婚&亡命を許してくれるのですよ。

このヴィットリオ・Fを演じるのが花組の男役のゆみこちゃん(彩吹真央さん)、ジュディッタを演じるのが花組の娘役のあすかちゃん(遠野あすかさん)です。
この二人がとてもうまくてうまくて……
ジュディッタが自分の血筋(ユダヤ人だって事)に負い目を感じているのを、熱い思いで癒していくヴィットリオ・Fがたまらなく格好よかったですね~
ある意味、理想のカップル像のような気がする…(私にはね)
個人的に1番好きなのは、寝ているジュディッタを起こすヴィットリオ・F♪
ジャスミンの花で彼女をくすぐって起こすんだけど、甘くて好き~☆

もう一つのお気に入りのフェリーチタ、これはヴィットリオの母親です。
彼女はある貴族と恋に落ちてヴィットリオを生むんだけど、貴族は家名を重んじて彼女を置いて去ってしまう……(これがあとで重要なんだけど)
フェリーチタはそれでも彼を待っていて、とうとう気が狂ってしまう。
それで教会がひきとって、幼いヴィットリオと共に暮らしてたのですが……
ある日、フェリーチタはヴィットリオと海岸にお散歩に行くの。
そこで幼いヴィットリオの目の前で崖から身投げをしてしまう……
恋に落ちた貴族からもらったロザリオを形見として残して………

そのフェリーチタを演じたのが娘役のナルちゃん(華城季帆さん)です。
歌がソロもあったけど、天使の歌声って感じでうっとり~
気が狂ってるという役だけあって、どこか虚ろな視線…
そして人生に絶望して弱っていってる、儚げな風情……
もう雰囲気が柔らかく、美しく………こんなにいいとは予想してなかった…
最初の教会の場面では、ずっと口調がふわふわした感じで、
どことなく全てにおいて夢見がちなのですよ。
「お父様は悪魔の城に行ってるの」みたいな説明を息子にしてるし。
それに対して、海岸で身投げをしてしまう場面では
「お父様は海賊を退治に……」と現実ではない事を口走ってるけど、
「お父様に会いにいくわ」って言う辺りから口調がしっかりしてくる。
多少は狂気の中にいるんだろうけど、自分の意思だってのが強いのかな。
もしくは正気に戻っていて、だからこそ現実に耐えられないのかもしれない。
ヴィットリオに形見を手渡し、「あなたは来てはダメ」って言ってるもん、ちゃんと。
ヴィットリオは……この時7歳くらいだったかな?
「ママー!!」ってひたすら叫び続けるヴィットリオ………
見ててボロボロ泣けてきたシーンですね。(あ、台本欲しいな…)
そこでの感情をひきずった故か、主役の恋の成就での感動が薄れたり……(苦笑)

で、フェリーチタに会いたくて、またチケットをとってしまいました♪
就職活動とぶつからないといいな~
キリがいいので、ショーの感想がまた今度観にいった時に書きます♪
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by ff-girl | 2006-01-04 23:59 | Takarazuka